喪主の心得 3
作者:私=関口規夫
加筆:僕=波多野晶
【香典、お布施】
香典返しは 家族,親戚,町内会,会社,友人,
その他の想定合計+30個程度か?
<返品>
香典返しに添える印刷文はダメだが
香典返し本体は返品可能。追加も簡単。
通夜ぶるまいの席数は、家族+親戚+町内会+友人+α
・ 御斎(おとき)の席数、席順。近しい親戚、両隣。
・ 祭壇、棺桶、香典返し、料理の決定(数、金額)
・ 町内用の送迎車の手配。
・ 湯灌(体を拭く)、納棺の段取り、時間の決定。
◆ 納館~通夜、葬儀の時間が正式に決まったらお寺に連絡し、
最終打ち合わせを行なう。
お寺と打ち合わせること
・日程・時間・場所の確認
(お寺の都合もあるだろうが、
なるべくお寺に合わせていただく)
・お寺様の送迎車の要・不要も聞く
通夜、葬儀は酒席もあるので、
お寺に聞く必要あり。
送迎が必要なら手配が必要
(当方の個人車、タクシー、葬儀社、宴会場の車 等)
・棺覆(かんぷく)と、お宝様をお寺に借りに行く時間。
棺覆(かんぷく)・・・棺を覆う布、
お宝様・・・そのお寺の秘物
この二つを借りて葬儀社に渡す。
・通夜、葬儀にどなたが来るか?
坊様の人数が知りたい・・・・人数分のお布施が必要
・お布施について 同じお寺の親戚、物知りの人と相談。
あくまでも気持ちの問題であるが・・・
地域での相場、宗派、お寺での地位、
親戚内での地位等を勘案して決める。
お布施は、坊様の数だけ包むのが一般的ということである。
お布施の他に、お寺に渡すお金は、
いろいろな名前の包みがあるので注意する。
当家の場合は、父がお寺様に聞いて、
お布施以外は一括で良いということになったので、
お布施とお礼(という名目で一括)の2種類の包みにした。
ただし、お布施は坊様が2人来たので、
総額を分割し2枚作った。(住職3:小坊主1)
◆花輪、生花の手配
(喪主の仕事ではないが、だれかに取りまとめてもらう)
家を出た兄弟、子供、孫や近い親戚が、
各自で手配するのが本当だが
まとめて葬儀社に発注する場合もある。
各自で手配した分も聞いて、花輪と生花の数を
考慮して注文する。
(無くても良いが、無いとさびしい、
ばらばらだと見栄えが悪い)
当家は、自宅前に花輪を一つ、後は生花を葬儀場内に飾ってもらった。
・火葬場での飲み食い物の手配。
・お墓の掃除
【喪主の挨拶を考える】
今までの事項もこれからの事項も
誰かにやってもらうことは可能だが
この3回の挨拶だけは喪主がしなければならない。
(極言すれば、喪主の仕事はこれだけ!)
1.通夜の終わりの挨拶
2.出棺時の挨拶(葬儀場から火葬場へ出発時)
途中、自宅前に止まる場合は町内用のあいさつも
3.葬儀後のお斎(おとき)の始めの挨拶
私は、葬儀社がくれた例文に、オリジナルを加えた。
原稿を書いていて涙が出た。
僕は時間があったので父のパソコンの中にあった
闘病日記を都度挨拶に入れて話した。
つづく