喪主の心得 1
【喪主の心得】
作者:私=関口規夫
加筆:僕=波多野晶
不謹慎な事項もありますが、お許しください。
私の母親の葬儀の経験を踏まえて書きました。
当家の場合、病院で亡くなり、自宅で安置し、
葬儀場で通夜、葬儀を行ないました。
家庭事情、地域、宗派によって違うと思いますが、
参考になれば良いかと思います。
これを全部、喪主がやるわけではありませんが、
心得だけはした方が良いです。
喪主はデンと構え、こまごまとしたことは誰かに任せる。
という心構えが肝心です。(無理だけど)
1<その日が来る前にやること!>
(私=関口規夫はまったく準備していなかったので大変でした)
僕=波多野晶は多少準備をした、
葬儀社と事前相談をした=その後お寺に一報
そして、当面の費用(現金)の確認。
葬儀社への支払は香典だけでは不足します、
入院している場合は病院から請求書を送ってもらう!
・家族全員の生年月日・住所を一覧表して書き留めておく。
(一覧表を作っておくと便利)
・預貯金・保険の確認。(通帳、はんこ(実印)、証書等)
・公的保険、年金関係の確認。(各種証書等)
健康保険証または後期高齢者医療保険証、
・相談相手または、いろいろ指南してくれる人を決めておく。
できれば依頼しておく。
経験がある、同じお寺の、親戚のおじさんがBEST。
私の場合、当然、私の父が一番の指南者でしたが、
父は入り婿だし(お寺が違う)、
喪主は未経験でしたので、お寺関係は本家のおじさんと(父と私が)
相談し、実際の段取りはフットワークの良い姉の夫(喪主経験者)が
大いに活躍をしてもらいました。
・ 親戚、お寺、すぐに知らせるべき人の連絡先を調べておく。
(一覧表を作っておくと便利)
・ 葬儀社をどこにするか決めておく。
互助会(アークベル等)と契約しているかどうかの確認。
積立している場合がある。
・ 遺体を安置する場所を決めておく。
(自宅の他に、葬儀場、お寺 等)
僕は、著者関口氏の指示にもと自宅玄関脇の6畳を
その場所と決め、
荷物(TVや机等)を別部屋に移動させた。
四十九日の納骨まで、
お骨をどこに置いておくか決めておく。
(一般的には自宅)
僕は一周忌まで納骨をやらなかった
・ 町内でのしきたりを調べておく。聞ける人の目星程度でも可
2<その日が来た時にやる事>
病院から⇒
自分一人ではできないので
指南者、家族、親戚と相談~分担する。
・葬儀社に連絡する。
(遺体搬送の為の車の用意から=全てのスタート)
・病院から遺体を運び出せる時間を聞く⇒看護士に
・病院の先生が死亡診断書をくれるので大切にする。
(後で死亡届として使用)
役所から死亡診断書→埋葬許可書を入所する
・近親者、近しい関係者に連絡する。
・お寺に連絡する。
亡くなったことと、遺体をどこに安置するか知らせ、
枕経を依頼する。
枕経とは安置された遺体の枕もとで最初にあげるお経のこと。
・休暇を取る都合もあり、余裕があったら会社に一報。
(1週間は休みが必要)
・病院の支払いは後日でもOK。
挨拶はそこそこに、病室を片づける。
・病院に残る人を置いて、何人かは自宅戻り待機、準備をする。
なぜ残る?
自宅に安置しない場合は、安置所にも誰か派遣する。
この段階が、一番大変です。悲しいし、動揺しています。
傍にいる家族、親戚と分担して、親戚、葬儀社、
お寺と連絡を取ることが、最初の仕事です。
続く